ただの妄想溢れるオブリビオンRP日記
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■注意書き■
*和製大型クエストMOD、Legend of Divaのロールプレイ日記兼記録です。*
*まだβ版という事なので激しくネタバレしそうな日記は続きへ自重。*
*駄目っぽかったらこっそり教えてください(´・ω・`)*
*和製大型クエストMOD、Legend of Divaのロールプレイ日記兼記録です。*
*まだβ版という事なので激しくネタバレしそうな日記は続きへ自重。*
*駄目っぽかったらこっそり教えてください(´・ω・`)*
途中、何度か狼や山賊に襲われはしたものの何事も無くアンヴィルの門をくぐる。
彼女は…Sherriceは、貴族らしく魔法の心得があるらしい。
それと倒した山賊の手から拾ったのか、勇ましくも戦斧まで振り回して…;
しかしアンヴィルの人魚像に見入ったり、灯台からの景色が見たいと言う所は年頃の女性らしい。
生憎の雨だったが共に灯台へと上った後は俺たちの仕事の時間だ。
彼女は街中にいてもらう事にして、ギルドの仕事──マウンテンライオンの退治を済ませるとギルドマスターが金貨の入った袋を差し出しながらぽつりと漏らした。
「最近、アッシュ砦に2人組の山賊が出るらしい」
アッシュ砦と言えばインペリアルシティに程近い、街道に被さる様に位置している廃墟だ。
度々山賊が張っているからさして変わった事じゃないんだが…
「2人組みか…Sherriceといる時は気をつけないとな」
『──と言ってるところ悪いが、次はコロールに行ってくれ』
「……orz」
コロールは、丁度そのアッシュ砦のある街道を行った先だ。
山や森を抜ければ通らずにすむが、狼の群やトロールに襲われる事を考えれば街道から外れる事は避けたい。
ギルドの人使いの荒さに溜息をつきつつ、途中Sherriceと合流し宿へと向かった。
次の日の朝。
昨日歩いてきた道をそのまま戻り、帝都の見える分かれ道からコロール方面へと向かう。
遠めにアッシュ砦が見える頃には剣の柄に手を掛けいつでも抜刀出来るように。
そして道に跨る様にして建つ朽ちかけたアーチをくぐろうか、という時に、不意に何か言い争うような声が聞こえ足を止めた。
……何だ?
オニオンへと振り返れば、その表情で聞こえてきた声が気のせいではないと確信する。
上から聞こえてくるそれに、忍び足で近付けば──
『いやいや、兄貴、声でかいっすよ。聞こえちまったらどうするんすか。落ち着いてくだせえ。』
──それぞれ武装した2人組、で…
大金をいただく、とか…護衛がついてる、とか……Sherriceの事を言っている…のか?
という事はこの2人は彼女の事を知っている訳で…
『また鳥かごに連れ戻されしまったが最後、二度とお目にかかれなくなるだろうが!
テメーは大金が通り過ぎんのを黙って眺めてるってーのか、この馬鹿野郎が!』
護衛というのは多分俺とオニオンの事か。
…といっても娘は勘定に入らないらしいから実質俺一人という事にされてるが。
誘拐の相談をしている辺り、この2人組が噂の山賊と思って間違いないだろう。
『わ、わかりやしたよ。どうせ、あっしが何言ったって聞きやしないんだから。
やります、やりますって、それにこのまま手ぶらで帰った日にゃ…──!』
…そろそろ気付かれたらしい。
こちらを見て固まる手下(と思われる)が固まった。
『その…兄貴がほら、大声出しやがるから…』
『あんだとこのや……ん?』
『…………』
「…………」
徐に、兄貴と呼ばれていた男が近付いてくる。
『あー、その、どうも、俺たち最近この辺りで山賊始めたものっす……』
『そうじゃねぇ、そうじゃねぇよ、クソ!!いいからその娘をよこ…預けてもらうぜ!おら、やんぞ馬鹿野郎!』
**********
まぁ…こういう事は慣れてる訳で…それに加えてさして強くなかった、訳で…
『うぐ、つ、つえーー…』
武器を落とし、跪く山賊へ剣先を向ける。手下は既にオニオンの魔法で焦げた後だ。
帝都の衛兵にでも突き出すかと、ロープを出すようオニオンへと向いた瞬間
『きょ、今日のところはこれくらいにしといてやろうじゃねーかー!おい!行くぞ馬鹿野郎!!』
そんな捨て台詞と共に、疾風の如き速さで逃げ去っていった。
「…なに?アレ……」
「さぁ……」
山賊2人の消えていった方角を向きながら、オニオンがぽつりと呟く。
その声に、俺も首を傾げるしかなかった。
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